卒論でデータがない！データなしの場合の卒論の書き方。
「卒論でデータがない!データなしの場合の卒論の書き方」
卒業論文において、自身で収集したデータがない場合でも、論文を書くことはできます。ただし、その際の書き方には工夫が必要になります。
データがない状況での卒論の一般的な構成は以下のようになるでしょう。
序論
研究の背景、目的、意義をしっかり書く
理論・先行研究のレビュー
関連する理論や既存研究を広範にレビューする
考察・提言
レビューした内容から自身の考察を展開し、示唆や提言を行う
結論
全体の要約と今後の課題をまとめる
データそのものがないため、本論の中核部分は「理論・先行研究のレビュー」となります。単に既存研究をまとめるのではなく、様々な視点から評価・分析を加え、自身の解釈や見解を示すことが重要です。
理論面では、複数の理論モデルやアプローチについて整理し、その長所短所を分析することが考えられます。実証研究の先行事例については、調査方法やデータ解釈の違いなどについて評価を行いましょう。
そうすることで、レビュー部分に自分の主体的な関与を示すことができます。単なる先行研究の暗記や要約に終始せず、独自の視点からその内容について検証し、新たな知見を引き出すよう努力しましょう。
さらにその上で、考察・提言の部分を丁寧に記述する必要があります。先行研究の課題や限界を指摘し、その上でデータに基づく実証はできなくとも、理論的観点から自身の見解や解決案などを述べるのです。
このようにデータなしでも、しっかりとした調査と掘り下げた考察を行えば、質の高い卒業論文を作成できます。焦らず精一杯頑張り、ぜひ良い作品を完成させてください。
