卒論、カスみたいなものだったらどうしたらいい？
卒論がうまく進んでいない、または自分が書いたものが「カスみたいなもの」だと感じる場合は、まず冷静にその原因を見極めてみることが大切です。多くの学生が卒論で悩んでいるときに感じる不安やプレッシャーは、思っているほど深刻ではない場合が多いです。以下のステップで対処してみましょう。
1. 原因を分析する
自分の卒論が「カスみたいなもの」と感じる理由を考えてみましょう。何が足りないと感じるのか、何がうまくいっていないのかを明確にすることが第一歩です。
テーマが明確でない：自分の研究テーマが広すぎる、または曖昧である場合、内容が薄く感じられることがあります。
調査やデータ分析が不足している：仮説を立てたが、データや証拠を集める段階で行き詰まりを感じている。
構成や論理が不十分：文章の流れや論理展開がうまくいかず、全体がまとまっていないと感じることもあります。
自分の視点が弱い：他の研究を引用するだけで、自分なりの分析や結論が不十分と感じることがあります。
2. 指導教員に相談する
もし「カスみたいなもの」と感じる部分があるなら、最も早く改善する方法は、指導教員に相談することです。指導教員はあなたの研究の方向性を示してくれる貴重なアドバイザーです。
進捗を共有する：自分がどこで詰まっているのかを率直に伝え、アドバイスを求めましょう。問題を共有することで、具体的な解決策を見つけやすくなります。
改善点を指摘してもらう：自分では気づきにくい改善点を指導教員が教えてくれることがあります。どう進めていけばいいのかがわかるかもしれません。
3. 段階的に見直す
卒論がうまく進んでいないと感じる時は、全体を一度に見直すのではなく、部分ごとに見直すと効果的です。全体の完成度にこだわりすぎず、少しずつ改善していくことが大切です。
章ごとに見直す：一度に全体を完成させようとせず、まずは序論を完成させる、次に本論を見直すというように、部分ごとに焦点を当てましょう。
論理の繋がりを確認する：一度書いた部分に対して、論理的なつながりがあるかをチェックしてみてください。自分で理解している内容を他の人が理解できるかを意識して書き直すのも重要です。
4. 焦らずに修正を繰り返す
卒論は一度で完璧に仕上げるものではありません。何度も修正を繰り返して、少しずつ完成度を高めていくものです。
小さな修正を積み重ねる：全体を一気に完成させようとするのではなく、毎日少しずつ書き進めたり修正したりすることで、最終的には質の高いものになります。
フィードバックを反映する：他の人（友人や指導教員など）からフィードバックをもらい、それを反映させることで内容がより良くなります。
5. 他の卒論や論文を参考にする
他の学生の卒論や、関連する学術論文を参考にすることで、方向性が見えやすくなります。自分と同じテーマを研究している論文を探し、その構成や進め方を学びましょう。
先行研究を参考にする：自分の研究テーマに関する先行研究をしっかりとチェックし、どのように問題設定をしているか、どんな方法を使っているかを学ぶことが大切です。
書き方を模倣する：論文の書き方や構成方法を参考にすることで、自分の文章に対するヒントが得られるかもしれません。
6. 自分を責めない
卒論は確かに大変な作業ですが、自分を責めることは避けましょう。多くの学生が似たような問題に直面しており、最初は不安に感じるのは当然です。
進捗を確認する：今どの段階にいるのか、どれくらい進んだのかを把握することで、少しずつ達成感が得られます。
焦らずに進める：無理に完璧を目指さず、毎日少しずつ進めることが大切です。
7. 卒論は最終的に「完成」させることが重要
卒論は最終的に**「完成」させること**が大切です。最初から完璧を求めすぎると進まなくなりますが、少しずつ修正を加えていけば、必ず完成に近づきます。
期限を守る：最終的には提出期限があるので、その期限に間に合わせることを目標に、少しずつ仕上げていきましょう。
まとめ
卒論がうまくいかないと感じることはよくあることですが、焦らず、少しずつ修正を加えていくことが大切です。まずは問題点を特定し、指導教員や友人に相談しながら進めていきましょう。また、他の研究を参考にし、修正を繰り返すことで、最終的にはしっかりとした論文に仕上げることができます。自分を責めず、着実に進めていくことが、卒論成功の鍵です。
