卒論で孫引きは落ちる!?孫引きのやり方は?
「卒論で孫引きは落ちる!? 孫引きのやり方は?」
孫引きとは、直接参照した文献ではなく、その文献が別の文献からの引用である場合の引用のことを指します。卒業論文で孫引きをするかどうかについては、賛否両論があります。
まず孫引きをした場合の問題点としては、以下がありますo
引用の正確性が保証されない 引用元の文献を直接確認していないため、間違いが生じる可能性がある。
文脈の誤解を生む恐れがある 元の著者の本来の意図と異なる解釈をされかねない。
剽窃の疑いを持たれるリスクがある 出典がはっきりしないため、剽窃とみなされる可能性がある。
このように孫引きには問題点が多いため、基本的には避けるべきだと言えます。しかし、やむを得ず孫引きをする場合もあるでしょう。
その際は、以下のように明確に示す必要があります。
「著者名(西暦年)による引用」と記載し、できる限り詳細な出典を示す。
例:「本多(2015)による引用によれば"..."(加藤 2010, p.25)」
つまり、孫引きであることを明示し、一次引用と二次引用の出典をはっきりさせるのです。
指導教員によっては孫引きを一切認めない場合もあるかもしれません。できるだけ一次資料から直接引用することが賢明です。
孫引きをする際は、その是非と書き方について、必ず指導教員に確認をとることが大切です。卒業論文は知的誠実さが求められます。引用に細心の注意を払い、信頼性の高い論文を作成しましょう。