卒論制作の「ポイント」を教えます！
「卒論制作の「ポイント」を教えます!」
卒論は大学生活の集大成であり、自身の力が問われる大切な作品です。優れた卒論を仕上げるためのポイントをいくつかご紹介します。
(1) 主題の明確化
卒論の基礎となるのが、しっかりとした主題の設定です。自分なりの問題意識や関心を明確にし、それに基づいて主題を立ててください。主題が曖昧では方向性を失い、まとまりのない論文になってしまいます。
(2) 綿密な計画と工程管理
執筆スケジュールや進捗具合をしっかり管理することが大切です。文献調査や下調べ、執筆、修正などの各プロセスに適切な期間を設け、指導教員との打ち合わせ時期も入れましょう。計画的に進めることで、無理のない作業ペースを守れます。
(3) 徹底した文献講読
先行研究や関連文献を可能な限り広く深く読み込むことが不可欠です。しっかりと基礎知識を蓄えた上で、自身の新しい視点や発見につなげていく必要があります。論理の根拠となるデータも抜かりなく収集しましょう。
(4) 論旨の一貫性と構成力
卒論の肝は、しっかりとした論理展開とそれを裏付ける緻密な構成です。主張の根拠を明確にし、筋道を立てて論を進めることが何より重要です。章立ても主題に合わせて検討し、全体の流れに無理がないよう心がけましょう。
(5) 推敲の徹底と指導を生かす
指導教員や上級生からの助言や指摘は、卒論の質を高める絶好の機会です。素直に意見を受け入れ、分析や表現を推敲していくことが大切です。自身でも執筆中・執筆後に何度も読み直し、間違いやクセを洗い出しましょう。
(6) 形式面での完成度
卒論としてふさわしい体裁を整えることも重要なポイントです。適切な記述スタイルと表記ルールの遵守、参考文献の正確な記載、図表の適切な使用など、形式面での仕上がりを意識しましょう。
卒論は努力の賜物です。主題、計画性、情報収集、論理構成、推敲、体裁と、それぞれのポイントに気を配り、地道な作業を積み重ねていくことが何より大切です。焦らず着実に取り組めば、自身の力で立派な卒論を作り上げられるはずです。
